一般研修と店長研修の大きな相違点は?

一般研修と店長研修の大きな相違点は?

一般研修と店長研修の大きな相違点ですが、店長研修では単に一般の店員の仕事だけではなく、その店舗の責任者の仕事も必要になる点がポイントです。
責任者にどのような仕事が必要とされるかは会社の方針によっても異なりますので一概には言えませんが、例えばアルバイト店員の採用とかシフトを組むこと、ライバル店と差をつけ売上アップを目指すための具体的な取り組みを考え実行すること、それに何よりも会社から求められる予算計画を不退転の決意で達成することにコミットするのが挙げられるでしょう。
このような仕事を実行するためには、一般の店員と同じような視点で物を考えていては勤まりません。
より高い視座を持ち、必要な情報を得たり多くの人を動かすこと、何か一つのやり方に拘り続けるのではなく時と場合に応じて様々な手段を使い分けることなどが求められます。
このような研修内容も含んでいるのが一般研修と店長研修との差になるということができます。

泊まりの店長研修で有意義な時間を過ごして今後に活かす

店長研修を数日間から数週間の泊まりで実施するのは環境を変えて集中できるだけではなく、様々な有意義な時間を過ごすことができます。
多くのケースでは相部屋を採用し、他の店長と話す時間があります。
その支店が立地している地域の特性や顧客層などの情報をはじめ、抱えている悩みを共有することで解消するなど貴重な時間です。
講師と店長という関係性では話せないことでも、同じ立場の店長同士なら気軽に話すことができます。
ここでの出会いをきっかけに支店同士の連携を深めたり、優秀な人材の流動が行われることで各支店だけではなくグループ全体の業績アップにも繋がります。
また、プライベートでも親密な関係になり、何でも話せる友を得たという方も少なくないばかりか、それが絆を深めて業務にも好循環をもたらします。
このように泊まりで実施する店長研修は、業務の遂行に必要な知識やスキルを身に着けるのはもちろんのこと、切磋琢磨と連帯で多大なメリットが得られます。

著者:小野和弘

筆者プロフィール

福井県鯖江市生まれ。
店長研修に関する記事を書いています。